砂漠肌を卒業しよう!40代乾燥肌に効く化粧水の選び方

2021年2月22日

トラブル知らずの肌だった女性でも、40歳を超えたあたりから乾燥を感じるようになるかたが増えていきます。

乾燥肌の改善には、化粧水で水分補給をしてしっかり保湿することが不可欠です。

とはいえ、化粧水は種類が多く、あらゆる化粧水を試しても効果をいまひとつ実感できなかったかたも多いのではないでしょうか。

ここでは、40代乾燥肌に効く化粧水の選び方についてご説明します。

乾燥肌について

人の肌質には、乾燥肌、普通肌、混合肌、脂性肌、敏感肌の5つあります。
ここでは、乾燥肌の特徴と乾燥肌を引き起こす原因について説明します。

乾燥肌の特徴

乾燥肌とは、肌の水分量が不足している状態の肌のことです。

通常、肌は表面の角層部分に水分を十分蓄えておくことで、肌内部の水分蒸発を防ぎ、紫外線や大気汚染物質など外的刺激から肌を保護することができます。バリア機能がしっかりと働いている状態です。

しかし乾燥肌の場合、水分を保持する働きが弱く、バリア機能が低下しさまざまなトラブルを引き起こします。

具体的な乾燥肌の症状として、肌のつっぱり、かさつき、粉ふき、皮むけ、ひび割れ、かゆみ、赤みなどがあります。

40代の乾燥肌は症状が悪化しやすく、小じわやたるみとなり、肌の老化に拍車がかかります。

乾燥肌の原因

乾燥肌の原因は、加齢、紫外線、大気汚染・花粉、気温・湿度の変化が考えられます。

加齢

女性は20歳を過ぎると、皮脂分泌量が低下します。
皮脂量が少なくなると、皮膚の水分蒸発が起こり、肌が乾燥しやすくなります。
これまで乾燥を感じなかった方も40代になると感じ始めるかたが多くいます。

40代からの乾燥は、肌の老化に関わるのでしっかりと保湿を心がけましょう。

紫外線

紫外線は、肌を傷つけバリア機能を低下させます。
バリア機能が低下すると水分を蓄える働きが弱まり、肌が乾燥しやすくなります。

20代の若い世代であれば肌の生まれ変わりが速やかで、紫外線ダメージを受けても細胞が修復されるため回復が早いです。しかし、40代になると細胞の生まれ変わりが遅くなり、修復に時間がかかります。

したがって、バリア機能を強化するための保湿ケアを行い、紫外線に負けない肌作りが必要です。

大気汚染・花粉

PM2.5や花粉なども、紫外線と同様にバリア機能を傷つけます。

これまでほとんど肌トラブルを感じなかったかたも、40代になった途端、花粉などが飛ぶ春になると肌がかゆみや赤みを感じるようになります。

皮脂量の減少とバリア機能低下によるものなので、肌を十分に保湿し、保護していきましょう。

気温・湿度の変化

季節の変わり目は気温や湿度が変化し、肌に負担がかかります。
とくに、冬から春と夏から秋にかけて温度変化が大きく、乾燥が起こりやすくなります。

40代の肌は皮脂量が少なくなり乾燥しやすくなっているため、温度変化の激しい春と秋は過酷な状況であるといえます。

乾燥しやすい季節には、保湿に力を入れて通常のお手入れをより丁寧に行いましょう。

40代の乾燥肌の化粧水の選び方

水分不足の乾燥肌には、化粧水で水分を補ってあげましょう。

乾燥肌に使用する化粧水を選ぶ時の4つのポイントをご説明します。

高保湿成分が配合された化粧水を選ぶ

化粧水の中でも、保湿力の高い成分が入ったものを選びましょう。
高保湿成分には次のものがあります。

  • BG
  • グリセリン
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • トレハロース
  • スクワラン
  • セラミド

高保湿成分が複数配合されているものを選ぶことで、より高い保湿効果を感じることができます。

エイジングケアができる保湿成分が配合された化粧水を選ぶ

40代の乾燥肌は、肌の老化の原因になります。
保湿とエイジングケアが同時に出来る化粧水を選びましょう。
エイジングに効く保湿力の高い成分は次のものがあります。

  • ビタミンC誘導体
  • アスタキサンチン
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • ナイアシン

とくに、ビタミンC誘導体は、肌にハリを与える成分で、シワ、たるみ、毛穴などに効果があります。また、美白有効成分でもあり、シミ、くすみ、美白にも効果を期待できます。
ナイアシンも、エイジングと美白に効果があり刺激も少ないので、使いやすくおすすめの成分です。

使用感のよい化粧水を選ぶ

化粧水を選ぶときは、テクスチャや香りが好みのものを選びましょう。

化粧水は毎日使用するものなので、苦手な使用感のものは継続して使うことができません。

また、40代は仕事や家事に忙しく、疲れやストレスが溜まる年代です。ホルモンバランスも崩れやすく、心にも身体にも不調が出てしまいます。

好みの香りと使用感の化粧水を使うことで、脳がリラックスしてストレスが軽減し、肌の調子が良くなります。

低刺激性の化粧水を選ぶ

乾燥肌のかたは、肌のバリア機能が低下してダメージを受けやすくなっており、肌が敏感になっています。

40代になると、皮脂量の低下、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れにより、さらにデリケートな肌になります。

肌に刺激となりやすいアルコール、着色料、香料などが無添加の化粧水を選ぶようにしましょう。

化粧水を購入する前に、試供品をもらって試してみるかパッチテストをしてトラブルがないかどうかチェックしておくと安心です。

乾燥肌に効く化粧水の使い方

化粧水を正しく、効果的に使うことで乾燥肌を確実に改善することができます。
ここでは、化粧水の効果的な使い方と、おすすめのスキンケア方法についてご紹介します。

化粧水の効果的な使い方

化粧水の使い方は、手でつける場合とコットンを使ってつける場合の2通りあります。
それぞれの使い方をご説明します。

手で付ける場合

1.化粧水を適量手のひらに取り、両手で包んで人肌に温める。
2.両頬、額、鼻、顎先にのせ、顔の中央から外側に向かって伸ばす。
3.手のひらで優しく顔を押さえ、肌内部に浸透させる。

化粧水を使う時は、清潔な手で行いましょう。
目の周り、鼻の周り、口周りなど塗りむらが起こりやすいので丁寧につけましょう。

コットンで付ける場合

1.化粧水を少し多めにとりコットンに十分に湿らせる。
2.顔の中央から外側に向かってまんべんなく伸ばす。
3.コットンを裏返し化粧水を再びつけ、両頬、顎先、額をパッティングする。

コットンの化粧水が足りなくなったら、必ず足しましょう。乾いたコットンは摩擦が起こりやすく肌を傷つけてしまいます。

パッティング回数は年齢の3倍が目安です。

スペシャルケア「コットンパック」

コットンに化粧水を十分に浸してパックする方法もあり、肌の乾燥状態がひどい部分のスペシャルケアとしておすすめです。

化粧水をつけた後に行うと、保湿効果がさらに高まります。

パックする時間は5~10分で、時間はしっかり守りましょう。長時間続けると、乾燥したコットンパックが肌の水分を吸収して、かえって肌を乾燥させてしまいます。

乾燥肌におすすめのスキンケア方法

40代の乾燥肌を改善するには、化粧水で水分補給をするだけでなく、油分を与えて化粧水の水分蒸発を防ぐことが必要です。

40代は皮脂量が減っているため、保湿力の高い化粧水を与えても、肌に蓋ができず水分が蒸発します。

乳液やクリームを使って足りない油分を補ってあげましょう。使用量も多めに使い、顔全体にまんべんなく塗りましょう。

また、乳液やクリームも化粧水と同様にエイジングケアと保湿が同時にできる成分が入ったものを選ぶことをおすすめします。

乳液やクリームは油性成分が多く、栄養成分を豊富に配合することができるため、化粧水と併せて使うことでより効果を感じやすいのです。

40代の乾燥肌は有効な化粧水を使ったケアで卒業できる!

40代乾燥肌の原因は、加齢により皮脂量が減りバリア機能が低下することです。

紫外線、花粉、大気汚染物質、温度や湿度の変化などに肌が耐えきれず乾燥が起こりやすくなり、シワ、シミ、たるみなど肌の老化に繋がっていきます。

40代の乾燥肌の改善には、「高保湿成分が配合」「エイジングケア」「低刺激」「使用感がよい」の4つのポイントを重視して化粧水を選ぶことが大切です。

また、化粧水を正しく効果的に使い、乳液やクリームで蓋をして化粧水の成分を肌に閉じ込めることで、浸透力が上がり、乾燥肌を改善していきます。

今度こそ、効果的な化粧水を選び、40代の乾燥肌に卒業しましょう!

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