コラム

ヒリヒリ痛い敏感肌に刺激を与えず強くする!化粧水の選び方

体調や季節の変化に過敏に反応する敏感肌。肌内部の水分蒸発が起こり、肌が乾燥しやすい特徴があります。

敏感肌の原因には、乾燥や誤ったスキンケアによってバリア機能が低下していることが挙げられます。

敏感肌を予防するには、化粧水で保湿を十分に行い、バリア機能を高めてあげることが必要です。

ここでは、敏感肌の化粧水の選び方について説明します。

敏感肌の人が化粧水を選ぶときは、「高保湿成分配合」「美白成分配合」「低刺激」の3つのポイントを意識しましょう。

敏感肌とは

woman leaning on brown wall beside spigot

敏感肌は肌質の1つです。
ここでは、「敏感肌の特徴」と「敏感肌の原因」について説明します。

敏感肌の特徴

敏感肌は、健康な肌に比べてバリア機能が低下している状態で、外的刺激に過敏に反応します。
また、肌の水分が蒸発して乾燥している場合が多く、敏感肌と乾燥肌の両方を併発しているかたも少なくありません。

敏感肌のかたが悩む症状として、かさつき、赤み、かゆみ、ひりつきなどがあります。

敏感肌は、顔だけでなく全身にも起こります。例えば、頭皮のフケやかゆみ、かかとやひじのひび割れや粉吹きなども肌が敏感になっているサインです。

敏感肌の原因

敏感肌の原因は外的要因と内的要因の2つがあります。

<外的要因>
・紫外線
・化粧品の刺激
・季節の変化
・汗、皮脂
・ほこり
・ダニ
・金属アレルギー
・衣服の摩擦

<内的要因>
・加齢
・乾燥
・不適切なスキンケア
・体質

外的要因と内的要因の加齢や体質については、自分で解決することはできません。
しかし、乾燥や不適切なスキンケアについてはお手入れ方法を見直すことで、解消できます。

乾燥しやすい敏感肌のお手入れには、うるおいを与える化粧水が必要です。

効果を感じられる化粧水を選び、適切に使用して肌を整え敏感肌を予防しましょう。

敏感肌の化粧水の選び方

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敏感肌のかたが化粧水を選ぶときは、3つのポイントを確認しましょう。

高保湿成分が配合されていること

敏感肌はバリア機能が低下しており、肌内部の水分が蒸発するため乾燥します。乾いた肌にうるおいを補給するため、保湿効果の高い化粧水を使いましょう。

うるおいのある肌は、紫外線など外的刺激のダメージに強くなるため、外的要因を遠ざけることにも繋がります。

化粧水によく配合される高保湿成分は次の通りです。

<水分をはさみこむ成分>
・セラミド
・スフィンゴ脂質

<水分をかかえこむ成分>
・ヒアルロン酸
・コラーゲン

<水分をつかむ成分>
・アミノ酸
・グリセリン

水分をはさみこむセラミドやスフィンゴ脂質が最も保湿力が高い成分です。
化粧水の成分表記を確認し、上位に記載されていれば有用成分の配合量が多いと判断できるので、表記順も意識して見るようにしましょう。

また、保湿力の高低に関わらず、異なる働きをもつ保湿成分がバランスよく配合されている化粧水も高い効果を感じることができます。

美白成分が配合されていること

敏感肌は、バリア機能が低下しているため、紫外線のダメージを受けやすくなります。
さらに、肌の水分量が少なく乾燥していて、健康な肌のかたに比べて日に焼けやすく、シミに悩むかたが多いです。

化粧水は、日焼けによるメラニンの生成を抑える、美白成分が入ったものを選ぶようにしましょう。

化粧水によく含まれる国から認可を受けた美白成分は次のとおりです。
・アルブチン
・ビタミンC誘導体
・カモミラET
・トラネキサム酸
・ルシノール
・プラセンタエキス
・T-AMCHA
・リノール酸
・エラグ酸

なかでも、アルブチン、エラグ酸は天然の成分で肌へ刺激が少ないため敏感肌のかたも安心して使用できます。

近年、美白成分と併せて保湿成分が含まれている化粧水が増えています。

保湿して肌を焼けにくくしたうえで、メラニンの生成を抑えるので、美白成分単体の化粧水よりも高い美白効果を感じることができます。

低刺激であること

肌に刺激となる次の添加物が配合されていない化粧水を選びましょう。

・アルコール
・香料
・着色料
・界面活性剤

また、石油系や合成の成分よりも、植物や天然の成分が使われた化粧水の方が肌には優しいとされています。

しかし、植物や天然の成分であっても、刺激が強いものや人によっては合わない場合があります。また、複数の成分が配合されることで、刺激が強くなることも想定されます。

敏感肌のかたは、無添加で自然派の化粧水を選んだあと、必ずパッチテストを行い、肌にトラブルが起こらないかどうか事前にチェックすると安心です。

敏感肌の化粧水の使い方

white plastic pump bottle beside yellow ceramic mug

敏感肌は健康な肌よりもデリケートなので、化粧水の使い方にも気を遣いましょう。
ここでは、敏感肌におすすめの「化粧水の基本の使い方」と「肌状態に合わせた使い方」について紹介します。

敏感肌の化粧水の基本的な使い方

敏感肌はバリア機能が低下して、刺激に弱くなっているため、化粧水は優しく丁寧につけることが大切です。

化粧水のつけ方はコットンでつける方法と手でつける方法があります。敏感肌には、摩擦が起こりにくく肌に負担が少ない手でつける方法がおすすめです。

手の平は、面ではなくでこぼこしているので、顔のカーブに優しくフィットしすみずみまでケアをすることが可能です。また、皮膚温によって化粧水の浸透力を高めることができるので、化粧水の効果を実感しやすくなります。

化粧水の使い方の手順は以下のとおりです。

1.化粧水をメーカーが推奨する量(わからない場合は500円玉大)を取り出し、手のひらで少し温める。
2.両頬、額、鼻、顎先にのせ、顔の内側から外側に向かって優しくのばす。
3.もう一度化粧水を同じ量だけ取り出し、重ね塗りをする。
4.両手で顔を包み、ハンドプレスで化粧水を浸透させる。

敏感肌のかたは肌が乾燥しているため、通常の化粧水の2倍の量でお手入れするとよいでしょう。

しかし、肌は一度に吸収できる化粧水の量が決まっているため、2回に分けてつけましょう。

つけている間に化粧水が蒸発し、足りなくなった場合は摩擦を起こさないように必ず足すようにしましょう。

肌状態に合わせた化粧水の使い方

敏感肌は、日によって肌の状態が変わりやすく、毎日同じお手入れができるとは限りません。

そこで、化粧水を柔軟に使い分け、肌の状態に合わせたお手入れを行うようにしましょう。

・肌の調子が崩れているときは短時間のコットンパックを行う
肌の調子が悪い時に通常のお手入れをすると、かえって肌に負担をかけることになりトラブルのもととなります。

とはいえ、お手入れをしないでいると肌が乾燥するため、コットンに化粧水を含ませ3分間のパックをしましょう。

肌にコットンを置くだけなので摩擦も起こらず、放置時間も3分と短いため、肌に負担のないお手入れが可能です。

一方、放置時間が長すぎるとコットンが乾燥し、摩擦や乾燥の原因となるので注意しましょう。

・肌の部位に合わせて化粧水を使い分ける
敏感肌の肌状態は人によって違い、中にはTゾーンは脂っぽく、頬や口、目のまわりは乾燥しているかたもいます。

Tゾーン用にはうるおいを与えて皮脂分泌を抑えるさっぱりしたタイプの化粧水が適しています。

一方、頬や口、目のまわりに使う場合は、保湿効果が高くしっとりしたタイプの化粧水がおすすめです。また、肌の状態が部位ごとに違う場合は、2つの化粧水を使い分けることが必要になります。

また、敏感肌の場合、肌状態が安定しておらず乾燥した肌に傾くときもあれば、脂っぽい肌に傾くときもあります。

化粧水をいくつか常備して、当日の肌の状態に合わせて使い分けることをおすすめします。

まとめ

person holding Mito glass bottle

敏感肌は、健康な肌に比べてバリア機能が低下している状態であるため、乾燥などの肌トラブルが起こりやすくなります。

しかし、肌状態にあわせて化粧水を使い分けたうえで、つける量を多くするなど正しいお手入れを行うことでトラブルを解消できます。

また、化粧水を選ぶ3つのポイントは、「高保湿成分配合」「美白成分配合」「低刺激」です。

敏感肌に有効な化粧水を適切に使い、強く健やかな肌を目指しましょう。

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