「肌のキメがない」は10の習慣が原因!1000人以上を見てきたサロンオーナーが教える、キメ復活メソッド

2025年3月5日

「肌のキメがない…」

その一言を聞いたとき、あなたはどんな気持ちになりましたか?

美容部員さんから指摘されたり、エステティシャンに言われたり。もしかしたら、ここ数年ずっと同じことを言われ続けているかもしれません。

スキンケアにはかなり気を使っているはず。 高級な化粧水も使っている。 美容液だって欠かさない。 それなのに…なぜかキメは改善されない。

実は、それには理由があります。

フェイシャルサロンを経営して5年、私は、1000人以上の女性の肌を見てきました。 その経験から言えることは、「キメがない」悩みを抱える方の90%以上が、実は無意識に行っている日常習慣に原因が隠れているということ。

なかなか自分では気づきにくいから改善に繋がらないだけで、ただしく原因がわかれば、キメを取り戻すことは決して難しくありません。

この記事では、私がこれまでお客様を見てきて多かったキメを乱す意外な原因と、その改善方法についてご紹介していきます。

キメの基礎知識

肌のキメとは、肌表面にある細かい溝模様のこと。

キメがあると、化粧品を溝でキャッチしてとどめておくことができ、うるおいが保たれ、バリア機能がアップし健やかで美しい肌になります。

あなたのキメは大丈夫?セルフチェック

以下の項目に3つ以上当てはまる場合は、キメの乱れのサインかもしれません。改めて、あなたのキメの状態をチェックしてみましょう。

保湿ケアをしても、すぐ乾燥する
赤みが出やすい
ファンデーションのノリが悪い
午後になるとテカリが気になる
肌表面がツルツル/テカテカしている

ビニール肌の見分けポイント

最近増えているのが「ビニール肌」。 一見ツヤのある肌に見えますが、実はキメの整った健康的な肌とは大きく異なります。

<ビニール肌の特徴>
表面がてかてかしている
メイクが崩れやすい
肌が荒れやすい/敏感

ビニール肌とは、キメが全くない状態で、化粧品をとどめる力がなくすぐに乾燥します。また、バリア機能が低いので、外的刺激から守れず、肌荒れ・シミができやすい脆い肌です。さらに、皮膚が薄くなってしまっているので、毛細血管が見えて赤みが出やすいのも特徴。

では、なぜキメがなくなってしまうのか。

次のセクションでは、私が1000人以上の女性を見てきた中で発見した意外なキメ崩壊の原因をご紹介していきます。

プロが教える、キメを壊す日常習慣10選と解決策

1.クリームまで塗っていない

毎日の保湿ケアは、化粧水・乳液・クリームの3点。この3つが、年々減っていく皮脂膜を補い、女性の肌を健やかに保ちます。

化粧水は、5分で蒸発。乳液まで塗っても、2~3時間ほどしか保湿効果は維持できません。クリームまでしっかり塗ることで12時間以上肌を保湿し、キメを整えてバリア機能を強化することができます。

2.指先で化粧品を塗布している

化粧品を塗布するとき、指先を使うと圧力がかかり、肌を擦ってキメを壊す原因になります。とくに、頬の高い位置、あご先、額中央は、顔の中でも高い部分のため指先が当たりやすくキメがなくなりやすい部位です。

化粧品を塗布するときは、手のひら全体を使って顔を包み込むようにして行いましょう。脇を開いて、肘から動かすようにすると手の力が抜けて圧がかかりにくくなりますよ。

3.毎日メイクをしない

メイクは、肌をカバーし外的刺激から守ってくれる効果があります。

今は、花粉、PM2.5、大気汚染物質、強い紫外線などが常に降り注いでいるので、素肌を露出したままでいるとキメを乱し、トラブルに繋がって危険です。

毎日、ファンデーションだけは塗るようにしましょう。

4.日焼け止めを塗っていない

紫外線は、季節・天気問わず、年中降り注いでいます。また、昔に比べて紫外線量も8倍以上。

紫外線は、肌表面のキメを乱してバリア機能を低下させることはもちろん、肌の奥まで到達し、シミ・たるみ・大ジワなどを引き起こします。老化の原因の8割が紫外線ともいわれているので、毎日日焼け止めは塗りましょう。

また、近年、太陽光からはブルーライト/近赤外線も降り注いでおり、紫外線以上に肌にダメージを与えることも分かってきています。

日焼け止めは、紫外線だけでなく、あらゆる光に対応したものを選ぶことが今後必要となってくるでしょう。

5.化粧品の量が少ない

化粧品をケチって使うと、摩擦の原因となってキメがなくなります。

適量を守って使いましょう。

適量を守ることで、化粧品本来の効果が発揮され、キレイになるスピードも早くなります。

6.マスクを毎日着用している

不織布マスクは、肌の水分を奪い、擦れによってキメがなくなってしまいます。また、赤みが出やすくなるのも、マスクを日常的に使っている人に多いです。

できれば、不織布ではなく布タイプのマスクに変えると乾燥や擦れを軽減できるでしょう。仕事で不織布マスク着用が必須の場合は、以下を意識するようにしましょう。

✔朝・昼・晩とマスクを清潔なものに都度変える

✔休憩中など仕事以外では外す

✔ファンデーションは必ずする、パウダーもつける

7.手数が多い

クレンジング、洗顔、化粧品塗布の際、手で何度も顔を触っていませんか。

美意識が高く、お手入れを頑張る方にとても多いのですが、手数が多いために、肌を擦ってしまいキメがなくなってしまうことがあります。

クレンジングは1分以内に済ませ、洗顔では、弾力のある泡を顔に押し付けるようにして肌に手が直接触れないようにしましょう。

化粧水をコットンで塗布する際は、コットンが乾いてきたら必ず化粧水を足して摩擦を軽減。乳液・クリームは顔の内から外に向かって1ストロークで軽くなじませたら、手のひらで顔を包んで、じわじわと溶かせば十分です。

8.熱いお湯ですすいでいる

すすぎに、35℃を超える湯を使うと、肌に必要な水分と油分をごっそりとってしまい、乾燥してキメを壊します。

35度以下のぬるま湯を、顔に軽くかけるようにしてやさしくすすぎましょう。

9.チークブラシで削っている

チークのブラシを立てて頬の高い位置で、ごしごし色をのせていませんか。ブラシの毛でキメが壊されてしまうのでやめましょう。

アイシャドウ、アイブロウ、ハイライト/シャドウブラシといったメイクブラシは、寝かせて使うのが鉄則です。また、発色のよくないコスメを使うと、どうしても色をのせるときに力が入りがち。

肌に負担をかけないよう、柔らかくて発色のよい高品質なコスメを選ぶことも大切です。

10.血流不足/冷え性

冷え性で、血流が悪いと、ターンオーバーが遅れてキメの回復が滞ります。とくに女性は、年々筋肉量が減少し、ターンオーバーは遅れがちに。

適度な運動をして筋力をつけたり、お顔のマッサージをして血流を促すお手入れを取り入れて、肌の生まれ変わりを促進させましょう。

それでもキメが改善しないなら、プロに相談!

今回、私が発見した原因と対処法をお伝えしましたが、それでも改善が見られない場合は、プロに直接相談しましょう。

キメを乱す原因は、本当に些細なことの積み重ねによるものが多いので、自分自身で気づけないことが多いのです。

私のサロンでも、無料でスキンカウンセリングを行っています。遠方の方は、オンラインで受けていただけますよ。

ぜひ、お気軽にお問合せくださいね。


オンラインスキンカウンセリング担当/山本夕貴プロフィール

1989年、愛知県名古屋市生まれ。
OL時代、以前から美容に興味があった自然派化粧品販売をサイドワークとして始める。

当時、肌の赤みとニキビに中学生の頃から気になっていたが、肌のしくみや美容学を学ぶうちに正しいスキンケア方法が身につき、肌の調子が安定した。

自分の経験をもとに、肌悩みによって自信を無くした女性に、スキンカウンセリング、正しいホームケアのアドバイス、美しく前向きになるサポートをスタートしたのち、OLから転身を図り独立し、2020年に常滑市内で自宅サロン を設⽴。

現在は、10代~60代の女性を対象にした美容カウンセリング、スキンケアの提案、フェイシャルトリートメント、メイク等美容レッスン、カラー判定を提供。きめ細やかなサポートには定評があり、これまで、1,000人以上のお客様をサポート。

<資格・経歴一覧>
特級コスメコンシェルジュ
JMA日本メイクアップ技術検定1級
骨格診断アドバイザー検定1級
パーソナルカラー実務検定1級
カウンセリングアドバイザー修了
スキンケアアドバイザー修了
メイクアップアドバイザー修了
カラーアドバイザー修了
メイクアッププライマリ修了