コラム

ポツンと黒ずみをなかったことに!シミを改善する化粧水の選び方

50代を超えた女性の肌トラブルのひとつに、「頬にできてしまったシミ」があげられます。

日焼けによるシミは、化粧水で防げるケースが多くあります。しかし、効果が得られる化粧水の選び方がわからず悩んでいるかたもいるのではないでしょうか。

化粧水を選ぶときは、配合成分や使用感、続けやすい価格帯のものを選ぶことをおすすめします。

ここでは、シミを改善する化粧水を選ぶポイントについて説明します。

シミについて

日差し

シミとは、皮膚にメラニンが残り、色素沈着した状態を指します。

色は茶色や褐色で、肌色とのコントラストにより目立つため、多くのかたが悩む肌トラブルのひとつです。

シミは年齢を重ねるにつれて現れやすい特徴があり、エイジングサインのひとつとされています。

シミの原因

シミの原因は、主に2つあります。

メラニンの過剰分泌によるもの

紫外線やストレスを肌に受けると、肌の基底層にあるメラノサイトが刺激されメラニンを分泌させます。

メラニンは適量であれば、肌を守るうえで重要な役割を果たします。

ところが、肌に受けるダメージが大きいとメラニンは過剰に分泌され、肌内部に残り続けることでシミとなります。

メラニンの排出がうまくいかないことによるもの

肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の遅れによって、メラニンの排出がうまくできないとシミができやすくなります。

ターンオーバーは、通常28日で行われるといわれていますが、年齢を重ねるごとに新陳代謝が悪くなり、かかる日数が多くなります。

肌の生まれ変わりが遅くなると、分泌されたメラニンが残り続け頑固なシミとなります。

シミの種類

シミには、4つのタイプがあります。

しかし、すべてのシミがスキンケアで対処できるわけではなく、なかには化粧水のみでは効果がみられないタイプもあります。

まずは自分のシミのタイプを知ることから始めましょう。

日光黒子・老人性色素班

最も多いシミのタイプです。

茶色または褐色で、色の薄いものから濃いものまでさまざまです。紫外線によく当たるかた、年齢を重ねたかたほど濃くなる傾向にあります。

顔以外にも、手、足、肩など露出する機会のある体の部位に発生します。

日光黒子・老人性色素班は、スキンケアによって改善できるシミの1つです。

雀卵斑・そばかす

数ミリ以下の斑点が、頬や鼻のまわりに現れるのが特徴です。

遺伝性が強く、幼少のころからみられることが多いです。

現状維持としてのスキンケアは必要ですが、根本的な改善は難しいタイプのシミです。

炎症性色素沈着

やけど、ニキビ、虫刺されなど炎症が起こった後に現れる、茶色または褐色のシミです。
年齢や性別問わず起こります。

炎症性色素沈着は一時的なもので、通常は時間の経過とともに薄くなっていきます。

スキンケアを丁寧に行うことで、回復を早めることが可能です。

肝斑

20代~40代女性の顔によく起こるシミで、目の下の頬の高い位置にぼんやりと大きな楕円形に浮かびあがります。左右対称にできるのが特徴です。

妊娠、産後、ピルの服用により悪化する傾向があり、女性ホルモンが関係しているといわれています。

紫外線を浴びると色が濃くなる傾向があり、スキンケアで改善が可能です。

シミを改善する化粧水の選び方

化粧水

スキンケアで改善できるシミであれば、効果的な化粧水を使って対処していきましょう。

ここでは、シミに効く化粧水を選ぶ4つのポイントについて説明します。

美白有効成分が配合されている化粧水であること

美白有効成分とは、シミに効果があるものとして国から認可を得た成分のことです。
化粧水に配合されていれば、シミの改善に効果が期待できます。

おすすめの美白有効成分は、以下のとおりです。

<メラニンの排出を促す美白有効成分>
ビタミンC誘導体
4MSK
エナジーシグナルAMP

<メラニンの生成を防ぐ美白有効成分>
アルブチン
トラネキサム酸
コウジ酸
カモミラET

化粧水に、上記美白有効成分が複数入っている場合はより効果が高くなります。

メラニンの生成を防ぐ成分と排出を促す成分がバランスよく配合されていれば、予防と改善が同時に可能です。

「医薬部外品」、「薬用」と表記のある美白化粧水も、有効成分が配合されているので判断の基準にしてもよいでしょう。

高保湿成分が配合されている化粧水であること

うるおいのある肌になると、ターンオーバーが正常化し、メラニンの排出が促進されます。また、バリア機能が高まり、紫外線ダメージから肌を守ることで新たなシミの発生を予防します。

おすすめの高保湿成分は次の通りです。

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • セラミド
  • スクワラン

高保湿成分入りの化粧水を使用して肌環境を整えておくことで、美白有効成分が肌に浸透しやすくなり、シミの改善がよりスムーズになります。

使用感がよい化粧水であること

シミの改善には時間がかかります。また、予防も継続して行わなければなりません。

香りやテクスチャが苦手な化粧水でのお手入れはストレスとなり、長く続けることができません。使い心地のよい化粧水を選ぶようにしましょう。

毎日苦労なくお手入れができるように、化粧水の使用感も大切にしましょう。

使い続けられる価格の化粧水であること

前述したとおり、シミの改善と予防には時間がかかります。

価格についても、無理のない化粧水を選ぶようにしましょう。4,000~6,000円の化粧水が相場です。10,000円を超える化粧水は高価と判断しましょう。

高価なものほど効果を感じやすいものですが、効果が緩やかな化粧水であったとしても毎日継続してお手入れができれば、シミは確実に改善していきます。

シミを改善する化粧水の使い方

化粧水 シミ
 
 

シミの改善には、「使い方」によって効果も変わります。

化粧水を丁寧に適切に使うことで、効果を最大限に引き出すことが可能です。

また、化粧水と一緒に使うと相乗効果のあるアイテムや、スキンケアと併せて行いたい生活習慣も取り入れ、シミの改善に役立てましょう。

化粧水の効果的な使い方

化粧水は、手でつける場合とコットンでつける場合があります。

手で付ける場合

メーカーが推奨する量を手のひらにとり人肌に温めてから両頬、額、鼻、顎先の5点にのせ、顔の中央から外側に向かって顔全体にのばします。

手の平は凹凸があり、ムラができやすいので丁寧につけていきましょう。まぶた、目の下、鼻の下、フェイスライン、髪の生え際はとくに注意してつけましょう。

全体にのばせたら、手のひらで顔を包み化粧水の成分を肌に浸透させてください。

コットンでつける場合

化粧水を、メーカーが推奨する量より多めにコットンに湿らせてから、顔の中心から外側に向かって顔全体につけていきます。

つけ終えたらコットンを裏返し、もう一度化粧水を湿らせて、両頬、顎先、額に細かくパッティングをしていきます。

コットンが乾燥してきたら、必ず化粧水を足すようにしましょう。摩擦が起き、肌を傷つけてしまう恐れがあります。

化粧水は、顔がひんやりするまでを目安につけましょう。

毎日朝晩、継続して行うことで、シミのケアと予防を徹底することができます。お手入れを習慣化していきましょう。

化粧水と併せて使いたいアイテム

化粧水と併せて使うとより効果が期待できるアイテムは、以下の3つです。

1.美白美容液
美容液は、スキンケア化粧品の中で最も有効成分の配合量が多い特徴があります。
美白美容液であれば、美白有効成分の配合量が多くシミの改善に非常に効果的です。

有効成分が多く配合されているため値段は10,000円を超えるものが多く高価ですが、化粧水と併せて使用することで、シミの改善スピードを上げることが可能です。

美容液によってつける順番や使う頻度などが異なるため、メーカーが推奨するルールを守って正しく使うようにしましょう。

2.美白乳液・美白クリーム
美白有効成分の入った乳液やクリームを、化粧水と一緒に使用することで、美白効果と保湿効果の両方を高めることができます。

乳液とクリームを化粧水の後に使うと、水分の蒸発を防ぎ、美白成分を肌内部に長時間とどめておくことが可能です。

さらに、乳液とクリームは油性成分が多く、美白有効成分の配合量が化粧水より多い特徴があるため同時使用がおすすめです。

3.ピーリング(角質ケア)
古い角質や汚れを取り除き、肌に滞っているメラニンの排出を促すアイテムです。
一方で、肌に負担がかかりやすいので週1回程度にとどめておくことが大切です。

メーカーによっては、肌に負担がかからないように工夫されたピールオフタイプのパッ
を販売しているので利用してもよいでしょう。

美白化粧水による肌の保護と一緒に行うと、シミ改善の効果が高まります。

スキンケア効果が上がりシミが改善する生活習慣

肌と身体は繋がっています。

身体のコンディションを整えることで、肌の状態も良くなりスキンケア効果も高まります。シミを改善する次の4つの生活習慣を取り入れてみましょう。

  • 質のよい睡眠をとる
    睡眠は、成長ホルモンを分泌させて肌の生まれ変わりを促進し、シミの排出を促します。
  • シミに効果のある食べ物を摂る
    効果的な栄養素には、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、アスタキサンチンなどがあります。身体の内側からのシミ改善を試みましょう。
  • UV対策
    できたシミを濃くしないために、また新たにシミを増やさないために必要です。日焼け止めを使用する、日傘・帽子を着用する、日焼け止め効果のあるメイクアップ品を使用するなどの方法があります。
  • ストレスケア
    ストレスはホルモンバランスを崩しメラニンを過剰に分泌させます。
    好きなことをするなど、ストレスから離れる習慣を持つようにしましょう。

有効成分が豊富で使用感のよい化粧水でシミを改善しよう!

紫外線対策

シミとは、茶色や褐色の斑点が肌に現れた状態もので、4つのタイプが存在します。

最も多いシミのタイプは日光黒子で、メラニンの過剰生成と排出不足が原因で起こるためスキンケアで改善が可能です。

シミを改善する化粧水の4つのポイントは、「美白有効成分が配合」、「高保湿成分が配合」、「使用感がよい」、「使い続けられる価格」であることです。

シミを改善し、美しい均一の肌色を取り戻しましょう!

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