30代の肌を優しくいたわりながら強くするオーガニック化粧品の選び方

2021年2月22日

30代の肌は20代よりもデリケートになり、刺激に弱く炎症などのトラブルが起こりやすくなります。原因は、皮脂量が減ることによる肌の乾燥です。

そんな中、デリケートになった30代の肌を優しくいたわりながら強くするアイテムとして、オーガニック化粧品が注目を浴びています。

ここでは、30代の肌と相性の良いオーガニック化粧品の選び方のポイントについて紹介します。

オーガニック化粧品の選び方の3つのポイントは「自然由来の保湿成分配合」「低刺激」「オーガニック化粧品認定取得」であることです。

オーガニック化粧品を使うことで30代の肌に与える良い影響

water dew on green grass30代の肌は皮脂量が低下し刺激に敏感になっているため、オーガニック化粧品を使ってお手入れすることは有効です。

ここでは、「30代の肌の特徴」と「30代がオーガニック化粧品を使うメリット」について説明します。

30代の肌の特徴

30代を迎えると、20代のころに比べて皮脂量が減少するため、肌表面のバリア機能が低下します。

バリア機能が低下すると、紫外線や花粉、PM2.5など外的刺激から十分に肌を守れず、さまざまな肌トラブルを引き起こします。また、肌内部の水分が蒸発するため、肌が乾燥しやすくなります。

日常で使用している化粧品も30代の肌に負担となる場合があります。
例えば、化粧品に化学合成成分が配合されている場合、肌の性質と異なるため肌トラブルを起こしやすくなります。

また、自然派化粧品であっても、アルコール、香料、着色料などが配合されている場合は肌に刺激となる可能性があるので、化粧品選びは慎重に行う必要があります。

30代がオーガニック化粧品を使うことのメリット

30代の肌にオーガニック化粧品を使うメリットとして次の3つが挙げられます。

化学合成成分が配合された化粧品よりも肌に優しい

オーガニック化粧品は、化学肥料を使わず有機栽培された植物を原料として作られており、化学合成成分を限りなく排除しています。

そのため、植物毒やオーガニック成分には注意が必要ではあるものの、化学的に作られた化粧品よりも肌に優しい特徴があります。

また、オーガニック化粧品は自然由来の成分を使用しているので、肌になじみやすく副作用が出にくいとされています。

肌の自然治癒力を高めて自然な美しさを引き出す

肌には自らダメージを修復し、回復する機能があります。
オーガニック化粧品は、本来肌が持つ自然治癒力をサポートすることで、健やかな肌を作ります。

効果は緩やかで劇的な変化はありませんが、自然な美しさを引き出します。

精油の香りでリラックスできる

オーガニック化粧品を使うと、自然の植物が持つ香りを感じることができます。

香りを感知する嗅覚は、五感の中で直接脳に働きかけるといわれています。そのため、良い香りは脳をリラックスさせストレスの緩和に役立ちます。

オーガニック化粧品の香りは化学合成成分で作られた化粧品よりも控えめで優しいので、心を刺激することなく穏やかにしてくれます。

30代がオーガニック化粧品を選ぶ時のポイント

close up shot of white daisy flowers

オーガニック化粧品と謳っている商品は多くあるため、30代の肌と相性がよいものを選択することが大切です。

ここでは、30代がオーガニック化粧品を選ぶための3つのポイントについて解説します。

自然由来の保湿成分が配合されていること

バリア機能が乱れた30代の肌には、化粧品でうるおいを与えて保湿することが必要です。加えて、自然由来の保湿成分が配合されている化粧品であれば、肌に刺激を感じることがないのでよりよいとされています。

オーガニック化粧品に配合される代表的な自然由来の保湿成分は次のとおりです。

・ホホバオイル
・アルガンオイル
・ダマスクスローズ

自然由来の保湿成分は、化学的な保湿成分よりも肌なじみがよく浸透力が高いため、保湿効果を十分に実感できます

しっかり保湿を行うことで、新陳代謝が活発になりバリア機能が整ってトラブルに負けない肌を作れます。

肌に刺激となる成分が配合されていないこと

化粧品成分にはアレルギーの危険性となるものが102種類あり、それらは「旧表示指定成分」といわれています。

参照:一般社団法人 日本オーガニックコスメ協会 102の旧表示指定成分一覧表

そこで、化粧品には購入者の安全性を確保するために、配合されているすべての成分を表記することが義務付けられています。

バリア機能が乱れた30代の肌にとって、表示指定成分は肌トラブルの原因となるのでしっかりと確認しましょう。

一方で、表示指定成分が配合されていない化粧品であっても、人によっては肌に合わない成分が存在します。

これまでと違った化粧品を使う場合は、事前にパッチテストを行い、使用しても問題がないか確認しておくと安心でしょう。

海外の認証取得メーカーまたは国産のオーガニック化粧品を選ぶ

オーガニック化粧品を選ぶときは、厳しい基準に合格して認証を受けたメーカーが販売している商品を選びましょう。

世界的に有名なオーガニックコスメ認証を与えている団体は次のとおりです。

・ECOCERT(フランス)
・Na True(ベルギー)
・BDIH(ドイツ)
・COSUMEBIO(フランス)
・SOIL ASSOCIATION(英国)
・COSMOS(欧州)
・ICEA(イタリア)
・Demeter(ドイツ)
・ACO(豪州)

また、最近は日本国内でオーガニックコスメ認証機関も少しずつ増えています。代表的な団体は次の通りです。

・JOCA
・JONA
・JOCO

海外の認証を得たオーガニック化粧品が、最も信頼感がありおすすめです。

しかし、日本では海外の認証を得たオーガニック化粧品を販売しているメーカーは少なく、多くは外国のメーカーです。

外国のオーガニック化粧品に抵抗があり、国内品を使いたい場合は、日本のオーガニック認証機関の認証を得たメーカーを選びましょう。

オーガニック化粧品を購入・使用するときの心得

black glass bottle on white table

化学合成成分が配合されている化粧品とオーガニック化粧品は性質が異なります。
そのため、これまで使用してきた化粧品をオーガニック化粧品に切り替えるときには注意が必要です。
ここでは、2つの注意点を紹介します。

「オーガニック化粧品」の表記を過信しない

現在、日本では、オーガニック成分が1滴でも配合されているものであれば、オーガニック化粧品と謳ってもよいとされています。

つまり、「オーガニック化粧品」と謳いながら、少量のオーガニック成分に多くの化学合成成分を使っている化粧品も存在するため、表記のみを鵜呑みにするのは危険です。

品質の良いオーガニック化粧品を購入するには、前項で述べたオーガニックコスメ団体の認証を得たメーカーが販売しているものを選びましょう。

また、化学合成成分について事前に学び、成分表を読み取って判断できるようにしておくことをおすすめします。

保存方法や使用期限を厳守する

良質なオーガニック化粧品は、肌に刺激となる保存料や防腐剤が排除されているため、保存方法や使用期限が厳しく定められています。

保存料や防腐剤が配合された化粧品であれば、未開封であれば3年間使用でき、常温の保存が可能です。

しかし、オーガニック化粧品は、冷蔵庫での保存が必要であるものや1カ月で使い切らなければならないものもあります。そのため、使用方法を守らないと化粧品の品質が変わり、かえって肌の状態を悪化させてしまいます

化学合成化粧品からオーガニック化粧品へ切り替えて使用する場合は、取り扱いに注意が必要であることを前もって認識しておくことが大切です。

良質なオーガニック化粧品は30代の肌を優しくサポートする

man and woman holding plants

オーガニック化粧品には人間に備わる自然治癒力をサポートし、肌本来の美しさを引き出す効果があります。

また、刺激が少なく安全性が高いオーガニック化粧品は、デリケートな30代の肌に有効で、注目を浴びています。

30代の肌と相性の良いオーガニック化粧品の選び方のポイントは「自然由来の保湿成分配合」「低刺激」「オーガニック化粧品認定取得」であることです。

良質なオーガニック化粧品を見極め、30代の肌を優しくいたわりケアしていきましょう。

「オーガニック化粧品の選び方についてもっと詳しく知りたい!」「肌に優しい化粧品について詳しく知りたい」人は、こちらへお問合せください。

お問合せ