ファンデーションは全5種類!「仕上がり」と「肌質」で使い分ける!RIRI Salonで美容のプロに相談も
ファンデーションは、肌をキメ細かく滑らかに見せてくれるベースメイクに欠かせないメイクアップアイテムです。
ファンデーションは全5種類あり、仕上がりも異なるため自分の希望に合わせて使い分けができます。しかし、種類が多すぎてファンデーションの使い分け方に迷うかたも多くいます。
ここでは、ファンデーションの種類と特徴を中心に紹介します。
それぞれのファンデーションの特徴をおさえた上で、「なりたい仕上がり」か「肌質」のどちらかで使い分けましょう。
自分の肌に合うファンデーションを選ぶと、メイクを長時間キレイな状態で維持できます。メイク崩れが気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
ファンデーションについて
ファンデーションは、ベースメイクで使用するアイテムの1つです。
ここでは、ファンデーションの役割と、ファンデーションの種類について説明します。
ファンデーションの役割は大きく分けて3つ
ファンデーションは、メイクの土台となる肌を整える化粧品です。
ファンデーションを顔全体に塗布すると、肌色が均一になり滑らかな美しい肌をつくれます。
また、シミ、そばかす、くま、毛穴など顔に起こりやすい肌トラブルをカバーする役割もあります。
ファンデーションの中には、紫外線カット効果や保湿効果のあるものもあり、肌を外的刺激や乾燥から守ってくれる働きもあります。
ファンデーションは全部で5種類
ファンデーションは次の5種類に分けられます。
それぞれの名称、特徴、メリットデメリットについて紹介します。
パウダーファンデーション
パウダーファンデーションは、粉末を固めた固形タイプのファンデーションです。
・メリット
簡単に顔に塗布できるため、忙しいかたやメイク初心者のかたにも使いやすいといえます。また、軽量で持ち運びに便利なため、メイク直しにも重宝します。
・デメリット
パウダーファンデーションは、粉飛びして落ちやすいデメリットもあります。また、カバー力が弱く、肌の水分蒸発を防げず乾燥しやすい特徴があります。
リキッドファンデーション
リキッドファンデーションは、油性成分が多い液体タイプのファンデーションです。
・メリット
伸びがよく、少量で顔全体に塗布できるためコストパフォーマンスに優れています。また、カバー力が高く、肌の乾燥を防ぐ効果もあります。
さらに、顔に適度なツヤ感を与え、ハリのある若々しい肌を演出します。
・デメリット
リキッドファンデーションは油分が多いため、べたつきを感じる場合があります。また、密着力が優れているため簡単には落ちず、丁寧なクレンジングを行う必要があります。
クリームファンデーション
クリームファンデーションは、リキッドタイプ以上に油分が多くテクスチャは固めです。
・メリット
肌への密着力が非常に高く、カバー力が十分なため、シミ、そばかすなど肌トラブルをしっかり隠してくれます。また、うるおいを与えて乾燥を防ぐため、化粧のりがよくなります。
・デメリット
クリームファンデーションは油分が多いため、Tゾーンなど皮脂分泌が多い部分はテカりやすくなります。また、重ね塗りをすると厚塗り感が出て、不自然に感じる場合があります。
クッションファンデーション
クッションファンデーションは、韓国発祥のファンデーションで愛用するかたが増えています。リキッドファンデーションを専用のクッションスポンジに染み込ませ、顔に塗布して使います。
・メリット
簡単に塗布できて、カバー力も高いため、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションのメリットを同時に叶えるアイテムです。また、べたつきも少ないため、使い心地もよいと感じるかたが多いでしょう。
・デメリット
クッションファンデーションは量の調整が難しく、肌色に濃淡ができ塗りムラが出やすい特徴があります。また、クッションファンデーションのスポンジは、リキッドファンデーションについたまま保管するため、雑菌が繁殖しやすく、肌トラブルを起こす原因になります。
ミネラルファンデーション
ミネラルファンデーションは、天然のミネラル成分でつくられた肌に刺激の少ないファンデーションで、パウダータイプとリキッドタイプの2種類に分かれます。
・メリット
防腐剤など肌に刺激となる成分は排除されているため、敏感肌のかたも使いやすいアイテムといえるでしょう。また、ミネラルファンデーションは、専用のクレンジング料は必要なく、石けんやボディーソープなどで簡単に落とせます。
・デメリット
ミネラルファンデーションは、軽いつけ心地のためカバー力が劣るデメリットがあります。とはいえ、カバー力を求めて厚塗りをすると粉っぽくなり、乾燥してシワなどが目立ちやすくなるため注意が必要です。
ファンデーションの使い分け方
上述で紹介した5種類のファンデーションは「仕上がり」と「肌質」によって使い分けをしましょう。使い分け方を次で紹介します。
なりたい仕上がりによって使い分ける
ファンデーションがつくる肌は、「マット肌」と「ツヤ肌」に分かれます。
なりたい肌によってファンデーションを使い分けていきましょう。
・マット肌
マット肌とは、陶器のようなサラッとした肌を指します。
マット肌に仕上げたい場合は、パウダーファンデーションを使いましょう。パウダーファンデーションは厚塗り感が出ず、キメの整った美しい肌をつくります。
パウダーファンデーションを使ったベースメイクは、上品で落ちついた印象を与えるため、フォーマルな場面にも適しています。
・ツヤ肌
ツヤ肌とは、顔全体に適度なツヤ感があり、ハリとうるおいを感じさせる肌を指します。
ツヤ肌に仕上げたい場合は、油分の多いリキッドファンデーション、クリームファンデーション、クッションファンデーションを使いましょう。とくに、頬の高い位置に十分にファンデーションを仕込むと、顔に立体感が生まれ、健康的な印象を与えます。
一方で、油分の多いファンデーションを皮脂分泌の多い部分に塗布すると、顔全体がべたつくテカリ肌の原因になります。
Tゾーンなど皮脂分泌量の多い部分は、ファンデーションを少量にする、皮脂吸着成分配合のファンデーションを使用するなど、皮脂コントロールを行いましょう。
肌質によって使い分ける
人の肌質には、大きく分けて「乾燥肌」と「脂性肌」タイプに分かれます。
ここでは、それぞれの肌質にあったファンデーションを提案します。
・乾燥肌
乾燥肌のかたは、保湿力の高いファンデーションを使いましょう。とくに、クリームファンデーションやリキッドファンデーションがおすすめです。
クリームファンデーションやリキッドファンデーションは、油分が多く肌の水分蒸発を防ぐ効果があります。また、肌にしっかりと密着するためシワを埋めて凹凸をなくし、滑らかに見せてくれる働きもあります。
また、季節によって2種類のファンデーション使い分けしてもよいでしょう。
例えば、乾燥がひどくなりやすい冬にはよりカバー力のあるクリームファンデーション、夏はリキッドファンデーションを使うことをおすすめします。
また、乾燥肌は、肌を外的から守るバリア機能が低下しやすく敏感になっている場合があります。
油分の多いファンデーションを塗布した後に、肌に優しいミネラルファンデーションのパウダーを重ねると負担なくカバー力を上げられるでしょう。
・脂性肌
脂性肌のかたは、通年、顔から油分が分泌されやすく顔がテカりやすい特徴があります。そのため、皮脂吸収成分が配合されたパウダーファンデーションを使うと、メイク崩れしにくくなりおすすめです。
一方、春や秋など季節が大きく変わるときに、皮脂分泌量が多くなるかたもいます。原因は、気温や湿度などの変化による乾燥により肌の水分と油分のバランスが崩れることです。
肌のバランスを整えるために、季節の変わり目には保湿成分の入ったファンデーションを使いましょう。また、ファンデーションの油分によるテカリを抑えるために、マットなフェイスパウダーでサラッと仕上げるとべたつきがなくなり、メイク崩れもしにくくなります。
ファンデーションのもちをよくする方法
ファンデーションを塗った肌を美しく持続させるために、おさえておきたい「基本の塗り方」と「もちをよくするコツ」を紹介します。
ファンデーションの基本の塗り方
ここでは、ファンデーションの種類別に基本の塗り方を説明します。
・パウダーファンデーション、ミネラルファンデーション
1.スポンジの広い面にしっかりとつけて肌に密着させ、右頬、顎、左頬、額、鼻、鼻の下、まぶたの順に塗布する。
2.スポンジを折り曲げ、小鼻、目の周りなど細かい部分に当てて塗布する。
3.両手で顔をハンドプレスして、密着力を高める。
スポンジは顔の内側から外側に向かってしっかりと滑らせましょう。塗りムラを出さないために、途中で止めないようにしましょう。
ファンデーションをつけすぎた場合は、綺麗なスポンジで軽く叩き取り除きましょう。
・クリームファンデーション、リキッドファンデーション
1.ファンデーションを手の甲にとり、まず、まぶたのシワを伸ばしながら塗る。
2.両頬、額、鼻、顎先に分けてのせる。
3.スポンジを使い、顔の中心から外側に向かって馴染ませる。
4.小鼻、目の下など細かい部分を塗布する。
5.好みで、フェイスパウダーを重ねる。
油分の多いファンデーションは、乾燥しやすくヨレやすい目元から塗布しましょう。
必ずしもスポンジを使う必要はなく、指の腹を使ってのばす方法もあります。
しかし、スポンジは均一にファンデーションがつきやすく簡単に塗りムラを予防できます。
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションの扱いに慣れていないかたには、スポンジを使用した塗り方がおすすめです。
仕上げにフェイスパウダーを重ねると、べたつきがとれ、化粧崩れ防止にもなります。
・クッションファンデーション
1.クッションパフにファンデーションを染み込ませ、頬や額など面積の広い部分に当てて塗布します。
2.再度ファンデーションを染み込ませ、細かい部分にパフを押し当てて塗布します。
3.全体に塗布した後、パフでフェイスラインなどの境目をぼかす。
クッションファンデーションは、顔に押し当てるように塗布し、できるだけ細かく丁寧に行いましょう。パフを滑らせたり、のばしたりするとヨレの原因となります。
最後、塗布した跡が顔に残らないように、パフでしっかり消しましょう。
ファンデーションのもちをよくするコツ
ファンデーションのもちをよくするためには、塗布する前の肌の水分と油分のバランスをよくし、肌状態を整えておくことが大切です。
ここでは、ファンデーションのもちをよくする2つのコツについて紹介します。
・基礎化粧品を使って、肌の保湿を十分に行う
ファンデーションを塗る前には、洗顔をしてから、化粧水、乳液、クリームを使って肌をしっかりと保湿しましょう。
洗顔後は、肌の水分量が落ち、乾燥しやすくなっています。
できる限り速やかに、保湿効果の高い化粧水をつけ、乳液とクリームの油分で水分蒸発を防ぐようにしましょう。
とくに、目元や口、眉の皮ふは薄く乾燥しやすく、メイク崩れが起こります。化粧水を二重に塗布するなどして、十分に保湿を行いましょう。
・化粧下地を使う
化粧下地は、肌とファンデーションの隙間を埋めて密着力を高め、メイク崩れを予防する働きがあります。
とくに、粉飛びしやすいパウダーファンデーションは、下地によってメイクの持続力を高められます。
また、色付きの下地であれば、ファンデーションを塗る前に肌トラブルをカバーし肌色を整えてくれます。したがって、ファンデーションを厚塗りする必要がなく、より自然な肌に仕上げられます。
ファンデーションを使う前には、下地を塗る工程を取り入れるようにしましょう。
ファンデーションは「仕上がり」と「肌質」によって使い分ける
ファンデーションは、肌の凹凸をなくし、滑らかで美しい素肌をつくります。
現在、販売されているファンデーションは「パウダーファンデーション」「リキッドファンデーション」「クリームファンデーション」「クッションファンデーション」「ミネラルファンデーション」の5種類です。
ファンデーションは「仕上がり」と「肌質」によって使い分けましょう。
また、基礎化粧品や下地で肌を整えることで、ファンデーションのもちをよくし美しい肌を持続できます。
5種類のファンデーションがもつ特徴をおさえ、うまく使い分けていきましょう!
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